「禄寿会」の「ろくじゅ」は「若柳禄寿(わかやぎろくじゅ)」、昭和、平成、令和の時代を駆け抜けた日本舞踊家です。
若柳禄寿は日本舞踊、振付師、所作指導など、大活躍の一生でした。
師匠が残した日本舞踊、稽古場、を禄寿が育てた弟子たちで守り、伝統芸能文化をこの深川富岡に残していきます。
1階は祿庵(ろくあん)。
美味しいものを少しだけ、日本茶、紅茶、台湾茶、お茶の文化を手がかりに、
シャンパン、ワイン、コニャックと、本物、上物を気軽に味わえる、行き交う人々が憩える場所を作ります。
2階の稽古場は師匠が始めた「深川亭」を復活。
日本舞踊の稽古場、古典芸能・演芸の鑑賞、日本文化の発信基地として皆様に提供いたします。
若柳禄寿
1953年(昭和28年)12月正派若柳流師範。一門の「若禄会」を主宰。
舞踊華扇会(報知新聞社主催)やリサイタルなどで古典舞踊を踊る傍ら、当時珍しく、ジャズ、シャンソン、映画音楽に日本舞踊を振り付け、テレビ黎明期から数々の人気番組「シャボン玉ホリデー」、長寿番組の「笑点」などの振付をしていました。
日本劇場(日劇)「雲の上団五郎一座」、帝国劇場「佐渡島他吉の生涯」、新橋演舞場(劇団新派公演)「陽暉楼」他、明治座、新宿コマ劇場、名古屋御園座、中日劇場、新歌舞伎座、博多座などなど大劇場の多くの舞台作品の劇中振付、テレビドラマにおいては、NHKドラマなどで所作指導も行い、多くの俳優の指導もしていました。
師匠念願のプロデュース公演「春秋会男組」を三越劇場にて開催(会主)。
深川の稽古場以外にも、産経学園、NHKカルチャーセンターをはじめ多くの教室を持っていました。日本舞踊基礎舞踊体操を創案し、立命館アジア太平洋大学講師を務めました。